日本ウズベキスタン・シルクロード財団|活動

「偉大なるシルクロード芸術特別展」について

2008年10月4日開会式 10月5日~10月28日開催

2008年10月4日、日本の古都―奈良において、ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金主催の「偉大なるシルクロード芸術特別展」が開会され、1ヶ月にわたって開催された。開会式及びレセプションには、荒井正吾奈良県知事、高市早苗経済産業副大臣、中山恭子内閣総理大臣補佐官、中馬弘毅衆議院議員、塩川正十郎東洋大学総長、安田暎胤薬師寺管長、中村仁読売新聞大阪本社社長等が出席しました。また、二階俊博経済産業大臣、中曽根弘文外務大臣などからメッセージが寄せられました。

開会式テープカット 開会式挨拶 展示風景1 展示風景2 展示風景3 展示風景4 展示風景5 参加者

現在の近代都市・奈良は、1200年前には「平城」の名の下、日本最初の首都でした。こじんまりとした静かな都市であり、その深い歴史と古代遺産で人々を惹きつけ、日本の観光の「聖地」となっています。

展覧会では、個人コレクションから集められたすばらしいアンティーク品が展示され、古都の日常に調和していました。

シルクロードのさまざまな地域で見られる「輪郭のぼやけた」模様が特徴の絹、半絹、綿の織物、「イカット」は注目に値します。イカットの生産の中心地は19世紀にはフェルガナ渓谷、また、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァにありました。古いイカットのどの断片をとっても絵のキャンパスのようで、ウズベクの織物に描かれた絵の生彩は驚くような印象を与えてくれます。

展示の中には、伝統的な半絹の織物「アドラス」や「ベカサマ」から作られた幾何学模様の描かれた祭典用の上衣、シルク生地「ショイ」から作った服のサンプルが展示されました。その他に伝統衣装や19世紀後半から20世紀までのウズベキスタンの主な地方すべてを網羅した装飾伝統工芸としての刺繍も展示されました。

展覧会ではよそゆき、普段着、身分、式典、宗教儀式、年齢などに分類して衣服が展示されました。また、「バフマリャ」「アドラス」「バノラス」から作ったイスラム教徒の女性の外出用の長衣、男性用のさまざまな綿製上衣、金刺繍の入ったビロード、19世紀終わりから20世紀初めまでブハラ、ヒヴァ、タシケント、サマルカンド、フェルガナに存在した絹・半絹の上衣などの男性用・女性用の衣服、さらに、男性用の丸帽、帯、スカーフ、マフラー、女性用の額につけるバンド、ブーツ、パンプスなどの展示品が60点も展示されました。

そして、布の製造に必要な材料とともに機織機も展示され、ハンドメイドのものから工場製のものまで布の製造工程を説明したビデオが上映されました。

ウズベキスタン歌手ムノジャット・イウルチエヴァおよび民族舞踊団「オファリン」の華やかな演目が展覧会の開会式に花を添えました。

2008年10月4日「偉大なるシルクロード芸術特別展」の 開会式及びレセプションにいただいたメッセージ

二階俊博経済産業大臣のメッセージ

偉大なるシルク・ロード芸術特別展 開会式(10月4日開催)二階経済産業大臣あいさつ
(高市副大臣代読)

「偉大なるシルク・ロード芸術特別展」の開催にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
本日は私の最も信頼する地元奈良県選出の衆議院議員・高市早苗副大臣に私のメッセージを託しました。先ずはおめでとうございます!
私は、6年前、関西国際空港からウズベキスタンへの直行便の初便行事に参加し、世界遺産で有名なサマルカンドをはじめて訪ねました。
ウズベキスタンの豊かな文化や産業はもとより、日本に対する国民の皆さんの温かいお気持ちに接し、たいへん印象深く、ウズベキスタンをとても好きになりました。
このようなウズベキスタンを広く我が国の皆さんに紹介させて頂きたいとの思いから、関西国際空港でウズベキスタンの産品を販売するコーナーを設置した経験があります。
オチロフ駐日特命全権大使とともに関空でテープカットをした日のことは、今でも鮮明に記憶しております。
このことがきっかけで、我が国はその後、アフリカ等の発展途上国の「一村一品キャンペーン」を、国内の各国際空港で展開しています。
ご存じの方もおられるかもしれませんが、ウズベキスタンの方々は、日本人の墓地を現在も立派に守っていただいています。この場をお借りして、心からの感謝を申し上げます。
さて、経済産業省においては、豊富な資源と優れた人材を活用して、近年めざましい経済発展を遂げられているウズベキスタンとの経済関係や資源外交等の強化に特に力を入れております。本年8月には、中央アジア諸国で初めて、二国間投資協定の署名に至りました。
11月には、ウズベキスタン政府及びウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金との共催によりビジネスフォーラムを開催することにしております。
豊かな歴史、文化、資源を持つウズベキスタンは、観光のデスティネーションとしても、とても魅力のある国であります。
10月1日に設立されたばかりの観光庁や本日御出席の荒井奈良県知事等とも連携をはかりながら、資源外交の一環として、経済産業省としても、今後、双方向の交流を深めていく考えであります。
最後に、ウズベキスタン共和国の更なる発展と、本特別展のご成功、並びに日頃より親交を温めて頂いているオチロフ大使閣下はじめ、ご列席の皆様の御健勝をお祈りしてごあいさつといたします。

平成20年10月4日
経済産業大臣 二階俊博
(代読 経済産業副大臣 高市早苗)

中曽根弘文外務大臣のメッセージ

ご祝辞

本日、ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金及び駐日ウズベキスタン共和国大使館主催により、「偉大なるシルクロード芸術特別展」が開会される運びとなりましたことを心からお慶び申し上げます。
我が国は、中央アジアの安定と発展に強い関心を有しております。その中でも、中央アジア最大の人口を擁し、観光資源が豊富で、近年特に我が国との人の往来が盛んになりつつあるウズベキスタンは、この地域の要となる国として特に重視しております。我が国としては、ウズベキスタンの今後の発展のために、引き続き協力を惜しまない考えです。
ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金は、日本において精力的に文化交流事業を行っていると承知しており、その活動に心から敬意を表します。今般、日本人の心のふるさとである奈良において特別展を開催されたことは、両国国民の心の交流に大きく貢献するものと考えます。
東西文明の交流を支えたシルクロードの中心に位置するウズベキスタンに対し、我が国の人々は、強い親近感を抱いております。私も、その1人であり、今回の特別展オープニングに出席できないのは誠に残念でありますが、この「偉大なるシルクロード芸術特別展」が両国国民間の相互理解の一層の深化に大きく寄与することを心からお祈り申し上げるとともに、そのために尽力された全ての関係者の方々に深い謝意を表しまして、私のお祝いの言葉とさせて頂きます。

平成20年10月4日
外務大臣
中曽根 弘文

平山郁夫画伯のメッセージ

ご挨拶

「偉大なるシルクロード芸術特別展」開催おめでとうございます。
日本文化は、古来シルクロードの文化に多大な影響を受けております。そのシルクロードの要衝のひとつであるウズベキスタンの文化・芸術が、日本の古都奈良で紹介されることは極めて意義深いものであります。
一方、ウズベキスタンの首都タシケントには、シルクロード文化の研究拠点であり、かつ日本文化の紹介を目的とした、「文化のキャラバンサライ」と私どもが呼んでいる施設があります。これは、(財)文化財保護・芸術研究助成財団の助成と私の資金提供によって建てられたものですが、宿泊施設も有り、ウズベキスタン国内外のシルクロード研究者や地元の方々などに広くご利用いただいております。
また、そこでは、日本、ウズベキスタン両国の国旗掲揚が毎日行われており、この施設は、両国の友好親善のシンボルとなっております。
このように、日本とウズベキスタンの関係は、いにしえより探く、これを機に、多くの方々がわが国の文化の源流とウズベキスタンの文化にあらためて深い関心を寄せられ、この特別展が大きな成功を収められますよう、心より祈念いたします。

平山郁夫

日本ウズベキスタン経済委員会大橋信夫会長のメッセージ

「偉大なるシルクロード芸術特別展」開会式メッセージ

日本ウズベキスタン経済委員会を代表し、オチロフ大使閣下はじめ日本とウズベキスタン両国の関係者の多大なるご尽力により、ウズベキスタン「偉大なるシルクロード芸術特別展」が開催されること心よりお祝い申し上げます。
特別展のご成功と両国間の経済関係の益々の発展をお祈り申し上げます。

日本ウズベキスタン経済委員会 会長
三井物産株式会社 会長
大橋 信夫
2008年10月吉日


「偉大なるシルクロード芸術特別展」2008年10月4日 開会式
10月5日~28日開催 新聞記事

 

読売新聞

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9月30日

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読売新聞10月5日読売新聞10月5日その2

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10月6日

奈良日日新聞10月6日